安全確認と合図のタイミング

路上教習で安全に走るための基本は
「意思表示(合図)」と「確認」です。
試験で減点されやすい「30m手前」と「3秒前」の違いなど、重要ポイントを整理しました。

進路変更の正しい手順

いきなりハンドルを切るのは危険です。必ずこの「4ステップ」を守りましょう。

1
安全確認
ルームミラー・ドアミラー・目視(死角)で周りを見る。
2
合図(ウインカー)
動く前に、まず周りに知らせる。
3
再確認
合図を出した後、もう一度周りを見る。
4
行動開始
安全ならハンドルを切る。

合図を出すタイミング

合図は早すぎても遅すぎてもいけません。「距離」で決まっているものと「時間」で決まっているものを区別しましょう。

📏 30m手前
  • 左折・右折
  • 転回(Uターン)
⏱️ 3秒前
  • 進路変更(車線変更など)
  • 障害物を避けるとき
※速度によって進む距離が変わるため、時間(秒)で決められています。

手信号(ハンドサイン)

ランプが見えにくい場合などに使います。試験でも知識として問われます。

合図の種類 手のアクション
右折・右進路変更 右腕を外に出して水平に伸ばす。
左折・左進路変更 右腕を外に出して垂直に上げる。
停止・徐行 右腕を外に出して斜め下に伸ばす。
後退(バック) 斜め下に伸ばした手の平を前後に動かす。

※二輪車の場合は右手でアクセル操作をするため、左手を使って逆の動作を行います。

クラクションの使用ルール

「挨拶」や「イライラした時」に鳴らすのは違反です。鳴らしていいのは以下の2つだけです。

  • 危険を避けるためやむを得ない場合
    (事故になりそうな緊急時など)
  • 「警笛鳴らせ」の標識がある場所
    (見通しの悪い交差点や曲がり角など)
⚠️ ひっかけ問題に注意!
「子供が1人で歩いていたので、注意を促すためにクラクションを鳴らした」
× 間違い!
急に鳴らすと驚いて飛び出す危険があります。この場合は徐行や一時停止で対応します。

進路変更の禁止(黄色い線)

車両通行帯の境界線が「黄色」の場合、その線を越えて進路変更をしてはいけません。
(例外:工事や緊急自動車を避けるためなど、やむを得ない場合はOK)


合図は周りへの思いやり。
早めの準備でスムーズな運転を!

合格に向けてトレーニング!