緊急自動車などの優先ルール

路上教習中に救急車が近づいてきたら、
どう動けばいい? 一刻を争う緊急自動車への対応と、試験によく出る「バス専用通行帯」のルールを解説します。

緊急自動車とは?

パトカーや救急車なら何でも緊急自動車というわけではありません。以下の条件を満たしているものを指します。

  • サイレンを鳴らしている(ウーウー、ピーポー)
  • 赤色の警光灯(パトライト)をつけている
  • 緊急用務のために運転中である

※パトロール中のパトカーや、病院からの帰り道の救急車(サイレンなし)は、一般車と同じ扱いです。

緊急自動車への道の譲り方

緊急自動車が近づいてきたら、自分のいる場所が「交差点付近」か「それ以外」かで対応が変わります。ここが重要!

① 交差点付近にいる場合
交差点を避けて、道路の左側に寄って一時停止します。
※交差点内で止まると、緊急自動車が曲がれなくなるためです。
【一方通行の場合】左に寄せると邪魔になるなら、右に寄せて止まってもOK。
② 交差点「以外」にいる場合
道路の左側に寄って進路を譲ります
※ここでは必ずしも止まる必要はありません。寄るだけで譲れるならOKです。

路線バスなどの優先

みんなが使う路線バスも優先されるべき乗り物です。以下のルールを守りましょう。

🚌 発進妨害の禁止

停留所に止まっているバスが発進の合図(右ウインカー)を出したら、後ろの車は道を譲らなければなりません。無理な追い越しはNGです。

🛣️ バス専用通行帯(試験頻出!)

「バス専用」の車線は、原則として一般の自動車は走れません。
ただし、以下の場合は例外として通行できます。

  • 右折や左折をするため、あらかじめ寄る場合。
  • 工事や緊急自動車を避ける場合。
  • 原付・小型特殊・軽車両(自転車)

※原付などは速度が遅いため、専用通行帯であっても通行が認められています!ここがひっかけポイントです。


緊急時は落ち着いて対応し、
譲り合いの心を持ちましょう!

合格に向けてトレーニング!