自動車の保守管理
「機械のことは苦手…」という方も多いですが、学科試験に出るポイントは決まっています。
日常点検の時期やタイヤの交換時期など、覚えるべき数字とルールを整理しました。
日常点検はいつやるの?
基本的に、日常点検は「自分の責任」で行います。
【原則】
走行距離や運行時の状態などから判断した「適切な時期」に行います。
走行距離や運行時の状態などから判断した「適切な時期」に行います。
【例外】1日1回・運行前に必ずやる車
以下の車は、毎日乗る前に点検する義務があります。
以下の車は、毎日乗る前に点検する義務があります。
- タクシーなどの事業用自動車
(※二輪車や軽自動車は除く) - レンタカー
- トラックやバスなどの特定の自家用車
(※定員11人以上、大型特殊など)
点検箇所とチェックポイント
「運転席」「エンジンルーム」「車のまわり」の3箇所を見ます。
🚗 運転席でチェック- ブレーキ:踏みごたえ、踏みしろ(床との隙間)。
- パーキングブレーキ:引きしろが多すぎたり少なすぎたりしないか。
- エンジン:かかり具合、異音、低速・加速の状態。
- ワイパー:動きや拭き取り状態、ウォッシャー液の噴射。
主に「液の量」が規定の範囲内かを見ます。
| 項目 | チェック内容 |
|---|---|
| 各種タンクの液量 |
ブレーキ液、バッテリー液、冷却水、ウォッシャー液などが規定範囲内か。 ※バッテリー液が減ったら「蒸留水」を補充。 |
| エンジンオイル | レベルゲージで量を確認。 (上限Fと下限Lの間にあるか) |
| ファンベルト | 中央を押して、たわみ具合や損傷を見る。 |
- 灯火装置:ライトやウインカーの点灯・汚れ・損傷。
- タイヤ:空気圧、亀裂、溝の深さ。
【重要】タイヤと排気ガスの知識
ここは試験によく出る数字と色です。暗記しましょう!
🛞 タイヤの管理
- ローテーション(位置交換):
偏摩耗を防ぐため、3,000 ~ 5,000km 走行ごとに行う。 - スリップサイン:
溝の深さが十分かを確認する目印。 - タイヤチェーン:
必ず駆動輪に取り付ける。
(FF車=前輪、FR車=後輪)
💨 排気ガスの色
- 無色・淡青色:⭕ 正常(完全燃焼)
- 黒色:❌ 異常(不完全燃焼)
- 白色:❌ 異常(エンジンオイルが燃えている)
🏍️ 二輪車のチェーン
中央部を指で押して、ゆるみすぎ・張りすぎがないか確認する。
中央部を指で押して、ゆるみすぎ・張りすぎがないか確認する。
機械が苦手でも大丈夫。
「時期」と「異常のサイン」だけは
しっかり覚えておきましょう!
合格に向けてトレーニング!