S字・クランク完全攻略

狭路(S字・クランク)は、タイヤの位置感覚をつかむことが大切です。
通行のポイントと、もしもの時の「切り返し(リカバリー)」テクニックをイラスト付きで解説します。

⚠️ 共通の鉄則!
とにかく「慎重にゆっくり」な速度で!
視線は近くばかり見ず、行きたい場所(出口)を早めにとらえましょう。

S字コースのコツ

カーブに合わせて、タイヤを通す位置をイメージしましょう。

S字コースの通行イメージイラスト ▲ 外側から入り、前輪を中央付近に通すイメージで
1. 入り口のライン取り
入り口では、少し外側から入っていきます。
内輪差(後輪が内側を通ること)を計算に入れるためです。
2. 通行位置の目安
  • 右カーブ:右の前輪を道路の中央あたりに通すイメージ。
  • 左カーブ:左の前輪を道路の中央あたりに通すイメージ。
※ハンドルはゆっくり切り、視線は常にカーブの先へ!

クランクコースのコツ

直角の曲がり角です。次にどっちへ曲がるかを常に考えて、内側にスペースを作りましょう。

クランクコースの通行イメージイラスト ▲ 曲がる方向の反対側に寄せ、内側にスペースを確保
1. 寄せる方向(スペース作り)
右に曲がるなら → 左に寄せる
左に曲がるなら → 右に寄せる
※内輪差で脱輪しないよう、内側にスペースを作っておくのが大事です。
2. ハンドルを切るタイミング
車の前輪が角に来たあたりで切ります。
早すぎると内側が脱輪し、遅すぎると外側のポールに当たります。
★ポールと車の角の間隔は30cmくらいがベスト!

切り返し(やり直し)テクニック

「あ、ぶつかる!」「脱輪しそう!」と思ったら、迷わず止まってバックしましょう。
状況によって、ハンドルの回し方が違います。

🛑 重要 🛑
バックする前は、必ず後方の安全を目視で確認してください!
(確認しないと検定で減点されます)
ポール接触時の切り返しイラスト ▲ 【パターンA】外側のポールに接触しそうな時
パターンA:ポールにぶつかりそうな時
【対処法】ハンドルを逆に回してバック 車の前が外側のポールに接触しそうな時は、ハンドルを進行方向とはに回して後退します。
そうすると、車とポールのスペースが短距離で開きます。
脱輪時のやり直しイラスト ▲ 【パターンB】内側が脱輪しそうな時
パターンB:内側が脱輪しそうな時
【対処法】ハンドルそのままでバック ハンドルを切るのが早すぎて内側が落ちそうな時は、ハンドルはそのまま(切った状態のまま)バックします。
曲がる前の位置まで戻れば、内側にスペースができるので、再度調整して進みます。

失敗しても大丈夫!
「止まって、確認して、やり直す」
これができれば合格です。

合格に向けてトレーニング!