車の通行位置を完全攻略!

「車は車道を走る」のは当たり前?
でも、道路の線には深い意味があるんです。
学科試験でよく出る「路側帯」のルールや、路上教習で役立つ通行位置の知識を徹底解説します。

車道とはどこか?(歩道の有無)

車は「車道」を通行しなければなりませんが、道路のタイプによって「車道」の範囲が変わります。

① 歩道がない道路の場合
道路の両端にある白線は「路側帯」です。
車道は「路側帯と路側帯の間」です。
※車は路側帯の中に入ってはいけません!
② 歩道がある道路の場合
道路の端にある白線は「車道外側線」と言います。
車道は「歩道と歩道の間」です。
※車道外側線は単なる目安なので、線をまたいで通行してもOKです。

【路上教習のポイント】
駐停車で左に寄せる時、路側帯(歩道なし)なら線の中に入ってはダメですが、車道外側線(歩道あり)なら線を踏んで歩道ギリギリまで寄せてOKです。

歩道を横切るときの絶対ルール

お店やガソリンスタンドに入るために、歩道や路側帯を横切ることは可能です。しかし、そこには絶対のルールがあります。

必ず一時停止!!
歩行者がいなくても、入る直前で必ず一時停止しなければなりません。「徐行」では試験も実車もアウトです。

「路側帯」は3種類ある

白い線の引き方によって、それぞれ通れるものが違います。試験によく出ます!

線の種類 通れるもの
路側帯
(白の実線1本)
歩行者、自転車(軽車両)
駐停車禁止路側帯
(実線+破線)
歩行者、自転車(軽車両)
※駐停車は禁止
歩行者用路側帯
(白の実線2本)
歩行者のみ!
自転車もダメです。

レーンの数と走り方

「車両通行帯(レーン)」があるかないかで、走る位置のルールが変わります。

① 片側1車線(車両通行帯なし)
対向車とぶつからないよう、「キープレフト(左寄り)」で走行します。
② 片側2車線(車両通行帯あり)
基本的に「左側の車線」を走ります。
右側の車線は「追い越し」や「右折」の時だけ使います。ずっと右を走ると通行帯違反です。
③ 片側3車線以上
一番右の車線は追い越し・右折のために空けておきます。
それ以外の車線を走りますが、速度が遅い車ほど左側の車線を通行します。

その他の通行禁止場所

  • 🚸 歩行者用道路(商店街など)
    原則通行禁止。許可車(郵便屋など)や沿道に車庫がある車のみ通れます。
    ※通る時は、歩行者がいなくても必ず「徐行」!
  • 🛤️ 路肩(田舎道などの端っこ)
    白線がない道路の端(約0.5m)は「路肩」です。崩れる危険があるので、四輪車は通行してはいけません。二輪車はOKですが、避けたほうが無難です。

道路の線を正しく読み取って、
スムーズな運転を目指しましょう!

合格に向けてトレーニング!